介護の仕事に興味はあるが、資格も何も持っていないため、どうやって就職先を見つければいいのかわからないという人や、いきなり正社員の仕事をするには自信がないため、非正規社員で少しずつ仕事に慣れていきたいと考える人もいるだろう。

そういった資格がない人や未経験の人が転職や就職しやすいのが実は介護業界だ。介護業界とは人手不足が問題になっているほど売り手市場となっており、未経験で資格がなくても派遣社員やパートの求人は常に募集がかかっている状況だ。そのため、介護業界では異業種から転職をする人が非常に多く、未経験であってもしっかりスキルを身に付け、仕事に慣れていくことができる。

老人ホームなどで働く場合、24時間体制で介護を行うため夜勤がつきものになってくるが、派遣社員として働く場合、最初から夜勤を避けたいといったことや、一日5、6時間だけ働きたいといった要望が通りやすいため、パートとして働くよりも条件が良い場合が多いことも特徴だ。老人ホームの場合は、介護度の重い利用者も多いため、排せつ介助や入浴介助など、必然的に肉体労働が多くなってくる。

そういった肉体労働を避けたいと思う人は、デイサービスセンターなど、介護度の軽い利用者が通う介護施設で働くことがお勧めだ。老人ホームからデイサービスセンターまで、介護施設にも非常に様々な形態のものがあるため、どういった環境で働きたいのかしっかり事前に調べておくことが大切である。